2019 合格体験談:京都検定3級

「京都=岡山間2時間30分の挑戦」

2018年3月18日に高槻IC・JCT~神戸JCT間で新名神が開通しました。早速、翌日、京都からの帰りに利用しました。渋滞解消と時間短縮を目的としたルートで開通前との正確な時間比較はできませんでしたが、より京都が近くなったような感覚を覚えました。

私と京都の縁は息子の大学進学がきっかけで2015年4月から始まりました。魅力ある古都は息子が住む街に。そして、昨年からは娘も京都に住み始め、4人家族の我が家は、岡山と京都で2対2に分かれました。子供たちが岡山に帰って来るより、夫婦で京都に行く割合が増え始めました。

今では月に1~2回程度、車で京都を訪れ、今年の元旦も京都で迎えました。京都までの所要時間は2時間30分。車で市内を走ることも多く、京都の地理感や市街図の把握もだんだんとできるようになり、訪れる場所も増えていきました。
そこで、「京都に住んでいる子供たちよりも京都を語って自慢してやろう」という浅はかな父親の発想から生まれたのが京都検定への挑戦でした。

受験対策は、テキストを買ったものの、読んだのは数ページで専らネットでの過去問解きと、京都を訪れる度の街を歩きでした。目的意識を持って歩く街は、新たな魅力を感じさせてくれました。検定申込は3級と2級のダブル受験を予定していましたが、勉強不足のため、2級は当日に断念をしました。

いよいよ試験本番。父親の威信を賭けた戦いです。(以下◎正解自信大、〇ほぼ正解、△6割程度、×勘)まずは、解答◎問題から。思っていたより厳しく26問のみ。危機感がよぎりました。次に解答〇問題。この段階で58問。全問正解として合格ラインまであと12問。残りは、初めて見る問題や2択で迷う問題、完全×の京都を舞台にしたアニメ問題などです。何とか解答△問題を上積みして80問までこぎつけました。あとは消去法と勘だよりです。解答用紙を提出し終えた時には、受験者は半数を切っているという苦しい戦いでした。

試験終了後は早速自己採点にとりかかりました。採点担当者は何としても父親の自慢話を阻止したい息子です。採点途中、不正解の度に声を上げて喜ぶ息子の憎たらしさ。しかし、そこは父親の威厳です。自己採点結果は79点。がっくりした息子に胸をはる父親。傍らであほらしいと眺める母親。

年が明け。合格通知が届きました。82点。△問題や勘が後押ししてくれたようです。
現在も京都を訪れる度に街歩きを続けています。北野天満宮、大報恩寺、本能寺、高台寺、霊山歴史観、大徳寺、三十三軒堂、東福寺、上加茂神社等々。街歩きでの成果です。

今年の目標は、個人の2級合格と岡山からの団体受験表彰制度「G-1グランプリ」挑戦です。と同時に自分への挑戦とも考えるようになってきました。「老いていく中での学びの大切さ。」そんな気付きを与えてくれた京都検定にこれからも挑戦していきます。
では、第15回京都検定、平成30年12月9日(日)にお会いしましょう。

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