世界遺産検定試験について

世界遺産検定試験について

国連機関のユネスコが1978年から登録を始めた「世界遺産」は、すでに1000件を超え、世界中の文化遺産や自然遺産が名をつらねています。

世界遺産検定は、これら世界遺産に関する知識をためす民間の検定試験です。
基本的に趣味の検定ですが、文部科学省や政府観光局が後援する本格的な検定とも言えます。

2006年から実施され、日本でも自然遺産の屋久島や文化遺産の富士山をはじめ、多くの観光名所が世界遺産に登録され、国内観光を機に海外の歴史的な遺産に関心を持つ人も増えています。

世界遺産検定は世界遺産の保全活動も目的とし、検定料の一部は世界遺産基金に寄付されます。

世界遺産検定のステップ

世界遺産検定には4級から1級、最上級のマイスターがあります。
対象となる世界遺産の数は級によって異なります。
1級まではマークシート方式ですが、マイスターは世界の全世界遺産が対象となり、世界遺産条約の理念を理解した上で、自分の意見を論述することが求められます。

世界遺産検定の試験内容と対策

多くの問題は公式テキストから出題されます。
4級から2級は誰でも受験可能ですが、1級以上は下の級に合格していることが必須条件になります。

各階級(4級・3級・2級・1級)の試験内容です。

  • 1級:マークシート方式(90問)・遺産1007件
  • 2級:マークシート方式(60問)・日本の全遺産18件と主要な世界の遺産300件
  • 3級:マークシート方式(60問)・日本の全遺産18件と主要な世界の遺産100件
  • 4級:マークシート方式(50問)・日本の全遺産18件と主要な世界の遺産27件

世界遺産検定試験の開催場所は?

世界遺産検定は年に数回、全国の主要都市で開催されます。
2016年度は約25,000人(2015年時点の延べ人数:10万人超)もの受検者がチャレンジしています。

勉強して行きたくなった世界遺産ランキングベスト5

2017年7月実施の世界遺産検定公開会場で受検者アンケート結果から
「勉強して行きたくなった世界遺産ランキングベスト5」です。